一般社団法人 日本産婦人科乳腺医学会

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学会について

 

理事長挨拶

本産婦人科乳腺医学会理事長に再任されて

一般社団法人 日本産婦人科乳腺医学会

理事長 髙松 潔

高松 潔

2026年2月22日に宮崎にて開催されました第32回日本産婦人科乳腺医学会学術集会会期中の理事会・総会にて承認され、2期目の理事長を拝命することになりました。前身の日本産婦人科乳癌研究会、日本産婦人科乳癌学会を含めると20年を超える歴史のある学会の理事長という重責に身が引き締まる思いですが、諸先輩方によって築き上げられた現在の本学会の隆盛をさらに発展させ、次世代につなぐべく努力していく所存です。

乳腺疾患は女性のQOLを低下させることから重要な病態であり、そのファーストタッチあるいはゲートキーパーとしての産婦人科の意義が注目されて以来、かなりの年月が過ぎたように思います。本学会では、苛原前理事長をはじめ、先輩方のご努力により、日本乳癌学会、日本乳癌検診学会、日本乳がん検診精度管理中央機構などとの良好な関係を元に、コラボレーションを大切にして、乳腺領域に貢献できるように活動してきました。さらに臨床検査技師・看護師・助産師・薬剤師などメディカルスタッフ皆様のご協力を得て、本領域の認知と普及に努めてきました。しかし、残念ながら、まだまだその目的を達成したとは言い難い状況であると思われます。一方、近年、労働生産性の観点から女性特有の健康課題による経済損失が注目されおり、乳がんを含めた婦人科がんによる損失は6000億円にも上ることが報告されています。さらに2025年10月には憲政史上初めての女性総理に高市早苗さんが就任され、ご自身の体験から本分野へもコミットする意思を示されたことにより、女性に特有の疾患に改めて注目が集まっています。本学会もこの追い風を逃さぬように活発に活動していきたいと思っています。

実際には、まず若手委員会を立ち上げました。既に新乳房疾患認定医による討論会や宣伝動画の作成、SNSの活用への提言など新しい企画も実現していただいています。フレッシュな発想と行動力でさらに学会の発展に貢献してくれるものと期待しています。また、研究事業や乳腺疾患・検診に関する教育の場を増やしていくことにも力を注いでいきます。専門医試験の過去問集の作成など受験のハードルを下げるための努力も惜しまず続けていきたいと思っております。

「産婦人科乳腺医学会」という名称ではありますが、前述のとおり、産婦人科以外の先生方、また、医師のみならず、看護師や保健師、助産師はもとより薬剤師、さらには医療関係以外の方々のご参加もウェルカムです。本領域にまだなじみの少ない方には、乳房超音波講習会に加えて、初学者のための乳房超音波講習会も開催しています。特に看護職の皆様には乳房エキスパート看護職認定制度も運営しています。一緒にこの分野を盛り上げていきたいと思います。

もちろん、学会の発展には会員の先生方のご協力なくしては達成できないことは言うまでもありません。どのようなことでも結構ですので、ご意見、ご希望などをお寄せください。会員の皆様の満足度を上げ、発展につながる学会運営を志向していきます。ぜひご協力を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。